今のバージョンを、あなたの言語で
Legend of Mortal(活俠傳)を日本語化する — 有志MODと翻訳オーバーレイ
Legend of Mortal(活俠傳)は、武侠の世界で人間関係と評判が絡み合う中国語のRPG。評価は3万3千件を超えていますが、Steamの対応言語に日本語はありません。このシリーズの他の記事と違うのは、読む相手が英語ではなく中国語だということです。日本語で遊ぶ道は2つ。よく整備された有志の日本語化MODと、画面の中国語をその場で日本語にする翻訳オーバーレイです。このゲームはMODが充実しているので、まずMODが第一候補で、オーバーレイは更新直後の隙間と、中国語の原文も読みたい人のための道具になります。
Steamの対応言語に日本語なし。原文は中国語。言語情報の確認日: 2026-09-05。
日本語化の方法は2つ — MODが主役、オーバーレイは補助
有志の日本語化MOD(LOM-JPMOD)
チームで維持されている非公式の日本語化MODです。配布ページで手順と対応バージョンが公開されていて、2026年8月時点の版はv2.4。人の手で訳された日本語で、ふりがなの表示切り替えなども用意されています。
- 更新が続いていて、対応範囲が広い。日本語で通して遊ぶならこれが第一候補
- ふりがなの表示を切り替えられる(武侠の固有名詞は読みが難しい)
- 本体が更新されると、新しく増えたテキストは追いつくまで中国語のまま残る
- 非公式・自己責任。導入前のバックアップが推奨されています
翻訳オーバーレイ(Playto)
ゲームのファイルには一切触らず、画面に描かれた中国語を読み取って、その場に日本語を重ねて表示します。機械翻訳なのでMODの人力訳には及びませんが、本体がどのバージョンでも同じように動きます。
- 更新直後、MODが追いつくまでの間をそのまま遊べる
- 中国語の原文を画面に残したまま日本語を添えられる
- 中国語から日本語への翻訳に対応(既定モデルは中国語を含む18言語)
- 無料版のLiteで固定範囲の読み取りまで使えます。Liteのページ
どちらを使うか — 場面で決める
- 日本語で通して遊びたい → MOD。訳の質と読みやすさで勝ります。
- 本体が更新されて中国語のまま残った部分がある → その部分だけオーバーレイで読む。MODは入れたままで構いません。
- 中国語の原文も読みたい → オーバーレイ。原文と訳を並べて読めます。
- ファイルを触りたくない → オーバーレイ。ゲーム側には何も入りません。
どの場面で何を読むか
このゲームの文章量は会話に集中しています。誰に何と答えるかで関係と評判が動くので、会話欄は止まって読める主戦場です。逆に、地図や数値だけの画面は読む必要がありません。
| 場面 | 使うもの | 理由 |
|---|---|---|
| 会話・イベントの本文 | 固定範囲(会話欄) | 文章量が最も多く、位置が動かない。枠を一度置けば読み続けます |
| ステータス・武功・装備の画面 | カーソル追従(製品版) | 項目が並ぶ画面。見比べる時はマウスを合わせた説明だけを訳すほうが早い |
| 戦闘中の技名・ログ | 固定範囲(ログ欄)または読まない | 同じ技名の繰り返しなので、数回読めば覚えられます |
| MODが未対応の新規テキスト | オーバーレイ | MODが更新に追いつくまでの間、中国語のまま残った部分を読む用途 |
| 地図・数値だけのUI | 読まない | 翻訳する必要がありません |
推奨設定
範囲 — 会話欄に固定、画面はカーソル追従
会話の本文が出る帯に枠を1つ。ステータスや装備、武功の画面は項目が並ぶので、マウスを合わせた説明だけを訳すカーソル追従(製品版)に切り替えるほうが読みやすくなります。
方式 — Text+
武侠ものの画面は装飾の入った書体と縦横の枠飾りが多く、文字認識だけでは崩れることがあります。Text+は認識が苦手な箇所を画像側から補うので、この手の画面に向いています。
翻訳元は中国語に設定
翻訳元の言語を中国語にしてください。既定のモデルは中国語を含む18言語の組み合わせを扱います。訳の質を上げたい場合は上位のモデル(Qwen3-VL 4B)に切り替えられます。
繁体字と簡体字は先に決める
読み取るのは画面に出ている字体そのものです。Steam版の言語設定でどちらを表示しているかを確かめ、途中で切り替えないほうが安定します。
中国語を読みながら覚える
MODで日本語にしてしまうと原文は消えますが、オーバーレイは中国語をそのまま残して日本語を添えます。日本語話者にとって中国語の文章は、漢字の並びから意味を推測できる部分と、まったく歯が立たない部分がはっきり分かれます。訳を横に置いて読むと、その境目が見えてきます。
気になった語は保存でき、単語帳の側でピンインを確認しながら復習できます。武侠ものは同じ語彙が何度も出てくるので、覚えた語がその日のうちにまた出てくるという、教材にはない繰り返しが起きます。
得意な画面、苦手な画面
Playtoが得意なのは、文字がはっきり出ている止まった画面です。会話欄、ステータス、装備の説明はそこに入ります。飾り枠に重なる小さな文字や、背景の絵に溶ける字は苦手です。翻訳は機械翻訳なので、武侠の固有名詞や技名は直訳になりがちで、有志MODの人力訳のような言い回しにはなりません。日本語で通して遊ぶことが目的なら、MODのほうが向いています。
中国語の画面を、日本語で
Playtoは画面の中国語を読み取り、意味をその場に重ねて表示します。ゲームのファイルには一切手を加えません。まずは無料のLiteで、会話欄に枠を置いてみてください。
日本語未対応のSteamゲームを日本語で遊ぶ — 他の記事
よくある質問
Legend of Mortal(活俠傳)は日本語に対応していますか?
していません。Steamの対応言語は中国語(簡体字・繁体字)を中心とした構成で、日本語は入っていません(2026年9月5日確認)。原文が英語ではなく中国語である点が、このシリーズの他のゲームと違うところです。
日本語化MODはありますか?
あります。有志チームによる日本語化MOD「LOM-JPMOD」が配布されていて、2026年8月時点の版はv2.4です。ふりがなの表示切り替えなどが用意されていて、更新も続いています。日本語で通して遊びたいなら、まずこのMODが第一候補です。導入手順と対応バージョンは配布ページの記載に従ってください。
MODがあるのに翻訳オーバーレイを使う場面はありますか?
2つあります。1つは本体が更新された直後で、MODが追いつくまでの間に中国語のまま残るテキストを読む場面。もう1つは、中国語の原文も読みたい場合です。オーバーレイは原文を画面に残したまま日本語を添えるので、どう書かれているかを見ながら意味を取れます。MODを入れたままオーバーレイを併用しても構いません。
中国語から日本語への翻訳はできますか?
できます。Playtoは中国語から日本語への翻訳に対応しています。既定の翻訳モデルは中国語を含む18言語の組み合わせを扱い、より訳の質を上げたい場合は上位のモデル(Qwen3-VL 4B)に切り替えられます。切り替えはアプリ内で行い、モデルは必要に応じてダウンロードされます。
繁体字と簡体字で違いはありますか?
あります。読み取りも翻訳も、画面に表示されている字体をそのまま扱うので、Steam版の言語設定でどちらを選んでいるかを先に確かめてください。設定を途中で切り替えると、画面の字体が変わって見え方も変わります。どちらの字体でも読み取り自体は行えます。